初めてでもこれで大丈夫、航空券の予約から空港で行う手続き、搭乗までの流れを解説します。 疑問も不安もズバッと解決!これでスムーズに飛行機に乗れます。
2. 予約編
予約とは一時的に座席をキープし、航空券購入期限まで予約時の運賃を確保する事です。 なお、航空券購入期限までに決済を行わないと、予約はキャンセルされます。
予約の前に空席状況と航空代金の照会
搭乗日、出発地、到着地、航空会社等を決定し、空席状況と航空代金の照会をしましょう。 航空代金は飛行機の運賃だけではなく、その他諸費用がかかります。
航空券代金の内訳=航空運賃+空港使用料等の諸税+燃油サーチャージ+発券手数料
◆航空運賃について
年齢はいずれも出発日時点のものです。 幼児料金は座席を使用するかしないかで料金が変わります。(一般航空会社例)
区分 | 座席 | 航空運賃 |
幼児(2歳未満) | 座席を使用しない | 大人運賃の10% |
座席を使用する | 大人運賃の75% | |
小児(2歳以上12歳未満) | 大人運賃の75% | |
大人(12歳以上) | 大人運賃 |
大人1人につき幼児2人まで同伴可能です。幼児を2人を同伴する場合は、1人を膝の上に乗せて、もう1人は座席に座らせることになります。
◆燃油特別付加運賃(燃油サーチャージ)について
航空運賃と燃油サーチャージは別のもので、国際線航空券を購入する際には、航空運賃の他に燃油サーチャージがかかります。 燃油サーチャージは2カ月ごとに見直しになるため、各航空会社は約1ヵ月前までには燃油サーチャージがいくらになるかを発表します。 燃油サーチャージは、搭乗日や予約日で確定すると思われがちですが、実際には「航空代金の支払日(航空券を発券した日)」に確定します。 航空券を購入後、高かった燃油サーチャージが搭乗日に下がっていたとしても差額が戻ることはありませんし、逆に、航空券を発券した時安かった燃油サーチャージが搭乗日に値上げされていてもその差額を徴収されることはありません。 よって翌月の購入より燃油サーチャージが値上がりになる場合、値上げ前の料金を適用するためには当月末までに支払をすませ航空券を購入する必要があります。
┃ 主な航空会社の国際線航空券 予約開始日 ┃
国際線航空券の予約および発券可能日 | |
---|---|
日本航空 | 最終区間搭乗日の360日前から |
全日空 | 最終区間搭乗日の355日前から |
ハワイアン航空 | 最終区間搭乗日の330日前から |
ユナイテッド航空 | 最終区間搭乗日の337日前から |
デルタ航空 | 最終区間搭乗日の331日前から |
大韓航空 | 最終区間搭乗日の361日前から |
予約する-予約時に必要な項目
搭乗日時、便名
希望の搭乗日時と便名を決める。 なお、照会時点から時間が経過すると、残席状況(残席)によっては同じ便・同じ座席クラス(エコノミークラスやビジネスクラス等)であっても航空運賃は変動します。 再度確認を!
搭乗者のパスポートと同じローマ字(スペル)、性別、年齢
航空券はパスポートと同じローマ字で予約をする必要があります。 万一、パスポートと航空券に記載されたローマ字が1文字違うだけでも別人扱いになり、搭乗を拒否されてしまいます。 また航空券には名前のローマ字と共に「MR」「MS」「MSTR」「MISS」の性別表記が記載されます。
「MR」 12歳以上の男性 | 「MS」 12歳以上の女性 | 「MSTR」 12歳未満の男性 | 「MISS」 12歳未満の女性 |
【関連記事】不安解消! 航空券の予約から飛行機搭乗までがわかる、知っておきたい10のこと
1.基礎知識編 2.予約編 3.予約期間・購入期限編 4.航空券購入(=発券)編 5.航空券の受け渡し編 6.搭乗手続(チェックイン)編 7.機内持ち込み手荷物編 8.預け入れ荷物編 9.出国編(保安検査場、税関の申告) 10.搭乗編 |
◆航空券の基本情報 1. 航空券の予約から飛行機搭乗までがわかる! |
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