日本航空(JAL)は、2021年8月1日から9月30日に発券される国際線航空券の燃油サーチャージ(燃油特別付加運賃)を現行(2021年6月から7月発券分)のまま据え置きすることを発表しました。
●2021年8月1日~9月30日発券分まで(ひとり1区間/片道)
日本~ハワイ:4400円(往復 8,800円)
◆参考記事:日本航空
https://press.jal.co.jp/ja/release/202106/006106.html
燃油特別付加運賃(燃油サーチャージ)とは
「燃油サーチャージ」の正式名は「燃油特別付加運賃」と呼ばれているもので、原油価格が急騰し、航空会社の負担が急増したため、燃油代の一部を乗客に負担してもらうということで導入された制度です。
大手航空会社の燃油サーチャージの改定は基本的に2ヶ月おき、原油の価格により変動していきます。
燃油価格が下がれば乗客の負担は無くなりますが、逆に、燃油価格が高騰すれば乗客負担の金額も上昇するというです。
JALでは燃油サーチャージを日本~ハワイ線で「ゾーンA~ゾーンI」の9段階に分けています。
なお、同じ路線でも航空会社によって燃油サーチャージの金額が多少違ったり、または課されないこともあるようです。
基本的には燃油サーチャージは航空券代金に含まれて請求されます。
燃油サーチャージの金額は飛行機の搭乗日ではなく、航空券の発券日(購入日)で計算され、航空券発券後は金額が変わることはありません。
そのため全く同じ便を予約していても発券日(購入日)が違えば燃油サーチャージの金額が変わってくる事もあり得るという事。
仮に燃油サーチャージが値下げになったとしても、その時点でもともとの航空券代金が値上がりしているという場合もあります。